就任のご挨拶
近年、学術情報を取り巻く環境は大きく変化しています。大学図書館の役割は従来の「資料の収集・提供」にとどまらず、研究成果の公開やその根拠となる研究データの共有・活用の場としての役割が求められています。
本学附属図書館は、こうした変化に対応しながら、研究成果を発信・蓄積する基盤としての機能を大切にするとともに、学生や教職員が多様な知に触れ、自ら考え、学びを深めるための環境を整えていくことを大切にしています。
また、図書館は学生にとって安心して過ごし、学びに向き合うことのできる「居場所」でもあります。オンラインで多くのことが完結する時代だからこそ、自学自習の場であるだけでなく、人が集い、新たな知を生み出す場としての役割を持つ図書館の重要性は、これまで以上に高まっていると感じています。
さらに、本学附属図書館が、世界の最新の知見や多様な資料に触れられる場であり続けることは、地方と都市部との情報格差の平準化に寄与するとともに、地域によらず学びの機会を広げることにつながると考えています。
これからも弘前大学附属図書館が、知に出会い、人とつながり、新しい発想が生まれる場であり続けられるよう努めてまいります。
2026年4月
弘前大学附属図書館長 柏木 明子

