令和2年6月18日 更新

「弘前八幡宮古文書」の利用について

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第2書庫2層にある複製版については,手続きなしで館内利用できます。

弘前八幡宮古文書

弘前八幡宮古文書 表紙

点数:196点

目録:弘前八幡宮古文書目録(PDFファイル: 194KB)

平成21年[2009]7月23日 貴重資料指定)
本資料は,本学が弘前八幡宮から購入し,昭和38年(1963)8月27日に,受入れたものである。受入れ後,教育学部を経て,昭和55年(1980)ころに附属図書館へ移管された。以来,本館では貴重資料保管棚に収納して保管し閲覧に供してきた。
内容は,二つに分かれ,八幡宮の社務日記と風俗文選であるが,本資料の大部分を占めるのが,元禄6年(1693)から明治41年(1908)にいたる215年間の社務日記である。弘前八幡宮の宮司を代々務めた小野家が,17世紀末から20世紀初頭まで,途切れることなく記録してきた日記であり,全国的に見ても類例は少ない。近世・近代における神道史,宗教史,津軽地方における宗教政策史,藩政史を研究する上において,大変貴重な資料である。
風俗文選は,江戸中期の俳人許六が芭蕉の遺志をついで編んだ最初の俳文選集である。宝永3(1706)年の刊。小野家の蔵書と推定される。

(弘前大学名誉教授・元附属図書館長 長谷川成一)

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